独立起業を目指す人、自分の働く会社を大きくしたい人にとっての最低限必要な知識が会計業務知識です。会社設立と会計業務の知っておきたい基礎知識をご紹介
会社設立をしてきちんと財務会計業務を行い、試算表を作成したところ利益が出ているにもかかわらず会社にお金が無い、という状況がたまにあります。財務上(試算表上)の利益は計算上の収益と費用の差額であって、お金の動きとは連動していないことのほうが一般的です。例えば、今月1千万円の利益を出したとしてもその代金の入金が翌月ならば利益がどれだけあってもお金は無いことになります。
まれに、会社経営は黒字にもかかわらず倒産するという「黒字倒産」ということもあります。財務上では黒字を出しているのにもかかわらず、資金回収の遅れにより社員の給料などの運転資金がなく倒産するというもので、「勘定合って銭足らず」などと揶揄されることもある事態です。黒字というのは利益を計上できている状態をいいますが、利益は現金ではなく計算上の概念です。取引も販売も現金決済を行っている会社であれば利益=現金という図式は成り立ちますが、現代社会においては信用取引が一般的となったため、利益と現金はと一致しないことのほうが多いでしょう。
ではその運転資金をどうするか、というところで「資金繰り」という行為が必要です。出資や融資によって資金を集めるという方法です。そして会計業務に携わっているのであれば、経営者は“いつどれだけお金が入ってきているか”“いつどれだけお金が出て行くか”といった流れを把握している必要があります。そのために一般的に「資金繰り表」とよばれる表を作成して管理します
経営者は資金が足りなくなると判断した場合には、資金調達をします。スポンサー企業などにより投資をしてもらうと資本金が増えます。一方融資は「借り入れ」となりますから、必ず返却が必要です。融資を受けると負債も増えるということになるのです。
